食物繊維を摂ればいい訳ではない!必要な食物繊維
皆さんは便秘になったとき「食物繊維を積極的に摂ろう」と思われている方が多いのではないでしょうか?
便秘には食物繊維がいいという事実は誰でも知っている事ですよね。
ですが、気を付けて頂きたいのは、便秘の時は食物繊維と名が付くものを取ればよいという訳ではありません。
実は便秘の具合によって、摂取する食物繊維の種類を変えるとより効果的に便を出すことができます。
食物繊維には大きく分けて、水に溶けにくい不溶性食物繊維と、水に溶けやすい水溶性食物繊維があります。
どのタイミングで食べ分ければ良いのか?
では、どのような場合に、この食物繊維を食べ分ければよいのでしょうか?ご紹介しましょう。
・頑固な便秘
何日も出ていない頑固な便秘の場合、便が水分を失っている可能性があります。
その場合、水溶性食物繊維を摂取し、便に水分を与え、さらに食物繊維の力で自然な排泄を促すことができます。
水溶性食物繊維の代表的な食材は、昆布やわかめなどです。
・コロコロとした便しか出ない便秘
こちらの場合は便の元が足りないので、いつまでもすっきりとしない便秘が続きます。
この場合は、不溶性食物繊維を取るようにしましょう。
不溶性食物繊維は、便のかさをまし、蠕動運動を助けますので、スッキリとした形の良い便を出すことができます。
不溶性食物繊維が多く含まれる食材は、根菜類・豆類です。